中日本高速道路は、高速道路のトンネル内でフィルターと水を使って二酸化炭素(CO2)を回収する技術の実証実験を、茨城大と始める。この技術は「湿度スイング法」と呼ばれ、高速道路での実験は国内初となる。製造時のCO2排出量を減らせる環境配慮型のコンクリートの利用拡大も進めており、環境への負荷低減を狙う。
湿度スイング法は、CO2の水に溶けやすい性質に着目した技術。空気中のCO2を乾いたフィルターに吸着させた後、上から水をかけることで、水と一緒に下に流れるCO2を回収する仕組みだ。トンネルは換気のために一定方向に風が流れており、効率よくCO2を回収できるという。
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