日野自動車は31日、電気自動車(EV)の路線バス「日野ブルーリボン Z EV」を発売したと発表した。車内後部まで段差をなくして床を平面にし、高齢者らがつまずきにくいようにした。
動力源の高電圧バッテリーパックは車両の屋根上と最後部の座席下に設置して、車室空間のレイアウトの自由度を高めた。発売したモデルは都市型で航続距離は360キロメートル、乗車定員は70人だ。価格は公表していない。
EVは騒音や振動が内燃機関車よりも少なく、市街地を走る路線バスでの需要は徐々に高まっている。バスと電力を取り出す外部給電器をつなげると家庭用電源として使え、災害などの非常時に救援車としても活用できる。
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