大型電子看板(奥)が設けられた大阪メトロ中央線の夢洲駅(31日午前、大阪市此花区)

大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)は31日、2025年国際博覧会(大阪・関西万博)の会場最寄り駅となる夢洲(ゆめしま)駅の構内を報道公開した。万博イベントの紹介映像などを流せる大型のデジタルサイネージ(電子看板)を設け、利用客の気分を盛り上げる。

夢洲駅は25年1月19日に開業する。駅や直結するトンネルの工費は520億円。隣のコスモスクエア駅からの路線延伸工事をあわせると総工費は960億円になるという。

改札内の壁面に高さ3メートル、幅55メートルの大型電子看板を設置した。ホームにはゲート型の照明が立ち並ぶ。来場者を出迎える玄関口をイメージした。多様な来場者を見込み、性別を問わず使えるジェンダーレストイレも設けた。顔認証改札機も整備した。

駅の内装工事はほぼ完了しており、現在は地上への出入り口部分の工事が進む。万博には1日あたり最大で22万9000人が訪れると試算される。会場となる人工島、夢洲には船などでもアクセスできるが、夢洲駅は1日あたり最大で約13万人の利用を見込む。

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