経済産業省によりますと、9月の鉱工業生産指数は2020年を100とした指数で101.1となり、8月を1.4%上回りました。

上昇は2か月ぶりです。

業種別では15業種のうち10業種で上昇し、このうち、「自動車工業」は台風10号の影響を受けた8月を7.1%、上回りました。

また9月に入っても猛暑が続き、家庭向けエアコンの生産が増えた「電気・情報通信機械工業」は8月を2.2%、上回りました。

一方、企業の生産計画は、10月は大幅に上昇するものの11月は低下すると見込まれていることから、経済産業省は先行きは楽観視できないとして基調判断を「一進一退」に据え置きました。

今後の見通しについて、経済産業省は「国内の生産活動は外需の影響を受けるので、日本からの輸出シェアが大きい中国とアメリカの経済状況も含め、下振れリスクを注視していく」としています。

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