ルネサスエレクトロニクスが31日発表した2024年1〜9月期連結決算(国際会計基準)は純利益が前年同期比26%減の2002億円だった。中国景気の回復遅れなどで、ファクトリーオートメーション(FA)など産業機器向けの半導体需要が落ち込んだ。営業利益は36%減の2047億円だった。
売上高にあたる売上収益は5%減の1兆558億円だった。産業機器向けは顧客の在庫整理に時間を要しており、需要が落ち込んだ。半導体生産ラインの稼働率も低下した。世界的に電気自動車(EV)の販売が伸び悩み、産業機器向けの売り上げ減を補えなかった。
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