【サンパウロ共同】経済危機が続くアルゼンチンで30日、交通や物流業界を中心に大規模なストライキが行われた。鉄道の運休や旅客便の欠航も相次ぎ、市民生活に影響が出た。
地元メディアによると、ミレイ政権が進める緊縮財政策や人員削減に反発する労働組合が主体となって実施。アドルニ大統領報道官は29日、「働く意欲を持つ人たちの邪魔をしている」と労組側の動きをけん制した。
ミレイ大統領は、アルゼンチン航空など国営企業の民営化を推進する方針を唱えており、各労組が抵抗している。ストには教育関連予算の増額を求める教員らも加わった。昨年12月のミレイ政権発足以降、政権の方針に反対するストが繰り返されている。
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