国内大手5銀行は30日、5月に適用する住宅ローン金利を発表した。多くの人が選択する変動金利は全行が据え置いた。変動金利の指標となる優遇金利「短期プライムレート」を各行が据え置いているため。一方、固定金利は長期金利の上昇を受け、全行が引き上げた。

 変動金利を据え置いた5行の最優遇金利は、三井住友信託銀行が0.330%、りそな銀行が0.340%、三菱UFJ銀行が0.345%、みずほ銀行が0.375%、三井住友銀行が0.475%。

 日銀は3月にマイナス金利政策を解除した。今後追加利上げに踏み切れば、各行が短期プライムレートを引き上げて、それに伴い変動金利が上昇する可能性がある。

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