決算を説明するSMBC日興の後藤歩常務執行役員(30日)

SMBC日興証券が30日発表した2024年4〜9月期の決算(連結外の海外事業合算ベース)は、純利益が前年同期比2.9倍の546億円だった。売上高にあたる純営業収益は25%増の2720億円となった。個人を含む営業部門の営業利益が4.9倍の153億円となったことがけん引した。

ファンドラップの契約などが増え、顧客からの資産導入が進んだ。投資信託の販売も増加した。同社が重視する預かり資産に連動した収益が伸びている。

投資銀行部門の営業利益は132億円と、3.7倍に増加した。国内で大型の政策保有株売却案件などを獲得したほか、M&A(合併・買収)助言も伸びた。SMBC日興の後藤歩常務執行役員は「投資銀行は複数の大型案件が引き続き走っており、今後も期待できる」と話した。債券引き受けも増加した。

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