関西電力が30日発表した2024年4~9月期決算は、売上高が前年同期比3.1%増の2兆1365億円で過去最高だった。営業利益は燃料費の変動が電気料金に反映されるまでに時間がかかる「期ずれ」の影響で、減益になった。
家庭用や他社に販売する電力量が増え、売上高を634億円押し上げた。原子力利用率は、前年同期の78.3%から99.4%に上昇。火力発電に使う燃料費は約450億円抑えられたが、期ずれの影響が大きく、営業利益は同39.1%減の2972億円、純利益は同38.3%減の2288億円だった。
関電の森望社長は「減益にはなったが、業績は堅調に推移している」と話した。(森下友貴)
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