トキハは2期ぶりの経常赤字となった(大分市の本店)

大分県を地盤とする百貨店のトキハが発表した2024年2月期単独決算は、経常損益が8600万円の赤字(前の期は5億3900万円の黒字)となった。経常赤字は2期ぶり。グループ会社からの配当金が減り、借入金の利払いなどがかさんだ。

営業損益は5900万円の黒字で、2期連続の黒字だった。テナントを含む全店売上高は3%増の536億円だったが、物価上昇による家計消費が減少した影響で期初予想には届かなかったという。

一方、社長に酒井祐一常務(63)が昇格する人事を発表した。池辺克城社長(67)は相談役に就く。5月21日の株主総会を経て正式に決定する。トップ交代は14年以来、10年ぶりとなる。

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