七十七銀行は28日、同行として初となる太陽光発電所「77ソーラーパーク富谷」(宮城県富谷市)の運用を開始した。発電した電力を東北電力の送電網を使い、同行の本店や支店などに供給する。東北電子会社の小売電気事業者、東北エネルギーサービス(東北ESCO、仙台市)が送電に関する手続きや保守などをサポートする。
同行と東北電が2023年に締結した脱炭素化に関する枠組みの第1号案件となる。同行が富谷市内に所有する野球グラウンドの近辺にあった遊休地約2万2000平方メートルに太陽光パネルを5040枚設置した。発電所の出力は約2000キロワット。
発電した電力は同行本店を含めた100弱の施設に供給する。同行全体で活用する電力の16%に相当する試算で、年間1200トンほどの二酸化炭素(CO2)排出削減効果もあるという。
28日の式典で、小林英文頭取は「金融機関としてサステナビリティー経営の実践を通じた持続可能な社会の実現に貢献する」と述べた。
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