貨幣の信頼を維持するため、規定を満たす重さで製造されているかどうかを調べる「製造貨幣大試験」が28日、大阪市北区の造幣局で開かれた。1872年から続く恒例行事で、今年で153回目。
1年間の製造過程で抜き取られた1円から500円の通常貨幣だけでなく、今回は2025年大阪・関西万博や国立公園制度100周年を記念した千円銀貨幣も対象に加えられた。
造幣局職員が決められた枚数ごとに貨幣をてんびんに載せ、重さを計測。結果報告を受けた横山信一財務副大臣は「全て基準を満たし適正であることが確認された」と宣言した。500円貨幣の場合、認められた誤差は千枚で計13グラム。
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