週明けの28日の東京株式市場は衆議院選挙で自民・公明両党の議席が過半数を下回ったことで、今後の政権運営や経済政策が見通しにくくなったという見方から日経平均株価は値下がりして取り引きが始まりました。

ただ、その後すぐに買い戻しの動きが広がり、日経平均株価は一時、700円以上、値上がりする場面もありました。

▽日経平均株価、午前の終値は先週末の終値より549円58銭、高い3万8463円50銭、
▽東証株価指数・トピックスは28.77、上がって2647.09、
▽午前の出来高は9億4432万株でした。

東京株式市場では投票日の直前の先週には日経平均株価が値下がりする日が多く、先週末の終値は3万8000円を割り込んでいました。

市場関係者は「自民・公明両党の議席が過半数を割れることは先週の株式市場で織り込まれていたため、値下がり幅は限定的だった。選挙の結果を受けて積極的な財政出動の可能性が意識されていることや円安の進行が株価を押し上げる要因になっている」と話しています。

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