クラレは30日、米子会社が手掛けるけい藻土とパーライトの事業をフランスの鉱業大手イメリスに売却すると発表した。売却額は非公表。非主力事業を売却し、コア事業と位置づける活性炭事業に経営資源を配分できるようにする。

クラレの米子会社であるカルゴン・カーボンの子会社、ケムバイロンがけい藻土とパーライトを販売していた。この事業を2024年末に売却することでイメリスと基本契約を結んだ。カルゴンは活性炭事業に集中する。

けい藻土とパーライトは、飲料や食品の製造工程や潤滑油のろ過助剤に使われる。クラレは「譲渡による連結業績に与える影響は軽微と見込んでいる」とした。

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