セブン&アイ・ホールディングスは24日、投資家向けの説明会をオンラインで開催し、井阪隆一社長が、グループの成長戦略について説明しました。

この中で井阪社長は「グループの各事業がそれぞれの成長スピードや課題に合わせて成長戦略をまい進していく。スピード感をもって実行していきたい」と述べ、「イトーヨーカ堂」などコンビニ以外の事業を分離して中間持ち株会社の傘下に置き、経営資源を主力のコンビニ事業に集中させる方針を改めて示しました。

そして、グループ全体の売り上げを2030年度に現在のおよそ1.7倍にあたる30兆円以上に拡大させる目標を明らかにしました。

井阪社長は、「海外での投資の機会は複数の可能性を検討している。新地域への進出加速にも注力する」と述べ、新たな企業買収も含めて海外での出店を加速させる考えを示しました。

一方で、セブン&アイは、カナダのコンビニ大手「アリマンタシォン・クシュタール」から7兆円規模の買収提案を受けたことが明らかになっていますが、井阪社長は、この提案への対応については言及しませんでした。

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