アメリカでは大統領選挙が近づくにつれて、共和党のトランプ前大統領が優勢だとみる投資家の間で選挙後に財政が悪化するのではないかとの懸念がじりじりと広がり、長期金利が上昇しています。
これを受けて、21日のニューヨーク外国為替市場では日米の金利差が意識され、円を売ってドルを買う動きが一段と進み、円相場は一時、1ドル=150円台後半まで値下がりしました。
市場関係者は「新たな取り引き材料に乏しいなか、市場ではアメリカの財政悪化への懸念による長期金利の上昇のほか、先週、発表されたアメリカの経済指標から景気の底堅さが改めて意識され、ドルを買う動きが強まっている」と話しています。
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