東武グループは紅葉シーズンの渋滞を避ける「急行バス」の運行を始めた(栃木県日光市)

東武鉄道グループの東武バス日光(栃木県日光市)は大勢の観光客が訪れる紅葉シーズンに日光市街地の渋滞を避けるため「急行バス」の運行を始めた。山あいの紅葉観光にはマイカーで訪れる客が多く、渋滞のためバスの運行ダイヤも乱れがちだった。急行バスの導入でマイカーから公共交通への転換も促す。

運行は11月4日まで。平日は午後4時10分に中禅寺温泉を出て東武日光駅に向かう「復路」のみ。土日祝日は午前9時50分に東武日光駅を出て中禅寺温泉に着く「往路」、平日と同じ復路を運行する。運賃は大人が片道1250円。現金や交通系ICカードで支払え、中禅寺温泉フリーパスなども使える。

東武日光駅前から中禅寺温泉までを約45分で結ぶ(栃木県日光市)

往路は日光インターチェンジ(IC)から日光宇都宮道路に入り、清滝ICで一般道に下りる。所要時間は約45分。紅葉時期の日光市街地は例年渋滞がひどく同ルートが3時間ほどかかって東京方面への特急電車などに乗り遅れる場合もあったという。車両は大型の乗り合いバスで、乗客の安全のため着席の定員約40人のみで運行する。

【関連記事】

  • ・東武鉄道、栃木・佐野市の自転車イベントで臨時列車
  • ・宇都宮LRT、西側延伸計画で再浮上「東武新百貨店」の夢
  • ・東武鉄道スペーシアX、青みがかった白い車体の豪華特急
  • ・栃木・日光の金谷ホテル社長「外国人富裕層に体験提供」

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。