シャッター大手の三和ホールディングス(HD)は18日、2024年4〜9月期の連結純利益が前年同期比6%増の235億円になったようだと発表した。従来予想は19%減の180億円で、一転して増益となった。米州事業と国内事業がともに堅調だったのが主因。想定より円安が進んだことも利益を押し上げた。
売上高は10%増の3130億円、営業利益は15%増の320億円になった。従来予想からそれぞれ200億円、55億円上方修正した。国内事業では工場や倉庫などの中小物件向けの販売が想定より多かった。
米州事業では年間で7%の価格下落を見込んでいたが、下落幅は想定より小さかった。一方で原材料価格は高騰が一服し、当初の見込みに比べてコストが少なく済んだ。サプライチェーン(供給網)の効率化を進めたことも採算の改善につながった。
25年3月期通期の業績予想については精査中で「修正が必要な場合には速やかに公表する予定」(同社)としている。現在の予想は売上高が前期比2%増の6250億円、純利益が2%減の425億円。
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