宮城県は18日、池袋駅東口(東京・豊島)のアンテナショップ「宮城ふるさとプラザ」を12月15日に閉店すると発表した。2005年の開業から19年で幕を閉じる。閉店後はオンラインでの物産振興などに軸足を移す。
県は同店について、25年2月末で満了する賃貸契約の更新をしないことを既に明らかにしている。
ふるさとプラザは1階で宮城の名産品を販売し、2階は牛タン料理店が入っており、宮城の観光情報などの発信拠点にもなっていた。
牛タンや笹(ささ)かまぼこなどの加工品、こけしなどの工芸品など約1200〜1300品種を取り扱い、23年度の売り上げは5億3000万円と好調だった。しかし月約1000万円の賃貸料が負担となっていた。
アンテナショップを巡っては、店の存続を望む声が多数寄せられており、県から店の運営を委託されている宮城県物産振興協会が独自に、日本橋茅場町(東京・中央)に後継の仮設店舗を25年1月に開設すると発表している。
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