エーザイは17日、米バイオジェンと開発したアルツハイマー病治療薬「レカネマブ(製品名レケンビ)」について、オーストラリアの規制当局から治療法として推奨しないとの審査結果を受けたと発表した。エーザイは90日以内に再審議の申請をし、結論は半年以内に出る見込みだ。
同国の規制当局であるオーストラリア医療製品管理局(TGA)によると、レカネマブの有効性が副作用などのリスクを上回らないと判断した。
レカネマブは米国や日本、中国など8カ国・地域で承認されている。一方で欧州では7月、欧州医薬品庁(EMA)の下部組織である欧州医薬品委員会(CHMP)が否定的な見解を示した。エーザイは欧州でも再審議請求をしている。
【関連記事】
- ・エーザイの認知症薬レカネマブ、英国で承認取得
- ・エーザイの認知症薬「レカネマブ」 4〜6月売り上げ63億円
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。