全日本空輸は、成田空港内に点在する自社の貨物取り扱い場所の大半を新たな施設に集約し、21日から供用を始める。業務効率化が狙い。16日、内部を報道陣に公開した。自動運転の運搬車両を投入し、省人化を図る。
同社によると、新施設は2階建てで延べ床面積は約6万1千平方メートル。自社で運用する貨物施設の中で最大となる。生鮮食料品や医薬品向けの温度管理設備を拡充するなどした。空港内で稼働を続けるもう一つの施設と合わせて、同社が取り扱いできる量は従来比約25%増の年間50万トン程度となる見通し。
記念式典で、全日空の井上慎一社長は「成田で新たな物流の未来を築きたい」とあいさつした。
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