スーパー大手ライフコーポレーションは大阪府東大阪市の店舗を改装し、報道関係者に16日公開した。首都圏地盤のオーケー(横浜市)が11月26日、近くに関西1号店を出店する予定で顧客の奪い合いが予想される。ライフは、単身や子育て世代が多い地域の特性に合わせて冷凍食品、総菜を拡充し、競争力を高める狙いだ。

 改装した「ライフ高井田店」は、半径1キロ圏内にスーパー5軒が立ち並ぶ激戦区に立地する。ライバルとなる「オーケー高井田店」は直線でわずか約200メートルの距離に進出する。

 ライフ高井田店は店舗の老朽化と商圏の変化に対応した売り場を目指し、10月8日に新装開店した。大森雅之店長は「競合店ができるので一矢報いなあかんということで、当社の強みを最大限に生かした」と話す。

 ライフによると、この地域は大阪市からのアクセスが良く、近年単身や子育て世帯が流入し、人口が増えている。独自の商圏分析や顧客調査で「すぐに食べられる商品」需要の高まりが明らかになり、冷凍食品を従来の2倍に当たる約600種類取りそろえた。

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