このプロジェクトは企業の経営者や役員クラスの女性、およそ20人がサポート役となり会員となった働く女性にキャリア支援を行います。

15日夜、発足のイベントが都内で開かれ、サポート役のひとりの化粧品大手「ポーラ」の及川美紀社長が「こういう仕事は女性が得意だという無意識な思い込みを洗い出しフラットな目線が必要だ」と述べました。

プロジェクトでは、会計や税務などビジネスに必要な知識を学ぶほか、会員どうしが会社や業界の垣根を越えて交流を図るということです。

厚生労働省によりますと、日本の企業で課長級以上の管理職に占める女性の割合は2023年の時点で12.7%と、先進国の中で低い水準にとどまっています。

プロジェクトを企画した「デロイト トーマツ グループ」の大塚泰子パートナーは「管理職になって仕事を楽しんでくれる人が増えてほしい。企業にとっては同質的なメンバーだけでは判断を間違えてしまうこともあり、多様な人を入れなければ経営上のリスクになりかねない」と話していました。

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