住宅資材などを手掛ける山大は15日、同業のビィ・エル・シー(東京・千代田)を子会社化すると発表した。全株式を11月1日付で取得する。山大は石巻市や仙台市など宮城県内を中心に営業や製造の拠点を置いており、今回の子会社で初めて首都圏に拠点を持つことになる。住宅需要が堅調な首都圏への販路拡大を目指す。
ビィ・エル・シーは一般住宅向けの室内ドアなど内装材の製造・販売を手掛ける。首都圏を中心とした販路があり、埼玉県三郷市に工場がある。山大は首都圏での営業強化や物流の観点から親和性があると判断した。
買収価格は諸費用を含め、3億9000万円。25年3月期の業績への影響は24年4〜12月期決算の開示に合わせて発表するとしている。東北では人口減少が激しく、住宅需要は軟調に推移する一方で首都圏では旺盛だという。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。