大阪ガスは水素関連の事業に力を入れている

大阪ガスは15日、地中に埋まっている「天然水素」の探鉱を手掛ける米スタートアップのコロマに出資したと発表した。天然水素は天然ガスの熱分解などで改質して得る「グレー水素」に比べ、製造時の二酸化炭素(CO2)排出が少ないとされる。出資した金額や比率は非公表としている。

天然水素は地下数百メートルから数キロメートルに存在し「ホワイト水素」とも呼ばれる。アフリカや米国などで確認され、世界のスタートアップなどが探索している。コロマ社は米エネルギー省からも支援を受けている。

グレー水素は製造時にCO2を排出するため、再生可能エネルギーを活用してつくる「グリーン水素」が注目されているものの、生産コストの高さが課題だ。大ガスは水素を使った次世代型の都市ガス「eメタン」に力を入れており、水素に関する知見を深める狙いがある。

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