体験者は自身のバスケのシュートフォームと、トップ選手のフォームを比較できる(千葉市)

富士通は15日から始まったIT(情報技術)見本市のCEATEC(シーテック)で、人の動きを人工知能(AI)で分析する技術を公開した。国際体操連盟と共同開発した審判用のシステムとして応用されており、今回はバスケットボールとピラティス、伝統芸能の能のデモンストレーションについて披露した。

バスケットボールでは体験者がゴールに向かってシュートする動きを四方に設置したカメラで捉え、体や関節の角度など体験者の骨格を分析する。体験者は女子バスケットボールチーム、富士通レッドウェーブの選手のフォームと自身のフォームを比較できる。選手のデータを基にしたアドバイスも受けられる。

富士通が公開した骨格分析技術はカメラで人の動きを撮影するだけで、即時に分析できる。スポーツやエンターテインメント、ヘルスケアのほか、小売店のレジの不正防止といった用途での活用を見込む。既にピラティスでは、全国140店舗のスタジオで導入されている。

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