長崎市内の大型複合施設「長崎スタジアムシティ(NSC)」で13日、長崎県出身のシンガーソングライター、福山雅治さんの無料ライブが始まった。14日のNSC開業に先立つこけら落とし公演で、県内外から多くの招待客が集まった。会場周辺が熱気に包まれるなか、市内では鉄道の増便や交通規制をしつつ来場者を迎え入れている。
ライブはリアル会場に約2万5000人、隣接会場のライブビューイングに約5000人が抽選で招待された。応募人数は53万人以上にのぼったという。大分県から車で訪れたという志手ほのかさん(27)は「福山さんとは高校も誕生日も一緒の大ファンなので、リアル会場に当選できてテンションが上がっている」と満面の笑みを浮かべた。
JR長崎駅や会場周辺は昼ごろからライブの招待客らでにぎわった。JR九州はライブ前後の時間帯に長崎駅発着の在来線12本を増便したほか、西九州新幹線の臨時便も運行した。午後7時半から午後11時には会場周辺の一部道路を歩行者専用にするなどの交通規制が敷かれる予定だ。
NSCは通販大手のジャパネットホールディングス(HD、長崎県佐世保市)が1000億円を投じて取り組む再開発事業。サッカー場を中核にホテルやオフィス、商業施設などで構成する。
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