マッシュホールディングス(HD)は11日、米かばんブランド「LeSportsac(レスポートサック)」の日本での販売を担うレスポートサックジャパン(東京・渋谷)の株式を取得したと発表した。伊藤忠商事との共同取得で、マッシュHDが51%を持ち連結子会社とする。女性や若者の支持が高いマッシュHDの強みを生かし、客層の拡大やブランド認知の向上につなげる。
取得額は非公表。伊藤忠は2006年に本国の米レスポートサックを既に買収しており、ブランド商標権も保有しているが、レスポートサックジャパンは別の企業が親会社で、伊藤忠とは直接資本関係がなかった。レスポートサックジャパンの社長には9月末、マッシュHDの川島辰吾執行役員が就いた。
レスポートサックは国内で百貨店などを中心に70店舗程度を展開する。従来のターゲットは30〜40代の女性で、若年層の取り込みが課題となっていた。マッシュHDの商品企画力や700万人の会員基盤などを活用して売り上げ拡大を目指す。
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