JERAは仏新興の持つ電力が再エネ由来か判別するシステムを試験導入する

JERAは10日、再生可能エネルギーの発電状況などを分析する仏スタートアップに出資したと発表した。出資額は約100万ユーロ(約1億6000万円)で、出資割合は非公開としている。JERAは二酸化炭素(CO2)の排出量を企業が把握しやすくするサービスの提供を見込んでおり、仏スタートアップの技術を試験導入する。

仏グラニュラー・エナジーにコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)を通じて7日付で出資した。グラニュラー・エナジーは発電側と利用者の双方の電気が再エネ由来かを1時間単位で判別できるシステムを開発している。同社のシステムは世界10カ国以上、40社以上の電力会社で導入されている。

JERAの子会社ジェラ・クロスでグラニュラー・エナジーのシステムを試験導入する。ジェラ・クロスは国内企業を対象に再生エネ電源の利用を1時間単位で証明するサービス提供などを予定している。

JERAはスタートアップが持つ低炭素技術を取り入れるため、23年に投資枠3億ドル(約450億円)のCVCを設立した。

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