北海道が9日に公表した道内の秋サケの漁獲数は、9月末現在の速報値で前年同期比21.8%減の約606万匹だった。減少は2年連続で、記録が残る1989年以降では最も少なかった。道立総合研究機構さけます・内水面水産試験場によると、温暖化などの影響で近海の水温が高くなっていることが原因の一つ。

 漁獲金額は6.9%増の約174億円だった。試験場によると、漁の最盛期は9月下旬~10月上旬の見通し。担当者は「海温の上昇で、サケが回帰するピークが遅れる可能性がある」と話した。

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