コーヒー豆の焙煎には燃焼時にCO2を出す天然ガスを使うのが一般的だ

UCC上島珈琲(神戸市)は水素を熱源として焙煎(ばいせん)したエチオピア産のコーヒーを9日、一部直営店舗や公式オンラインストアで発売する。燃焼時に二酸化炭素(CO2)を排出しない水素を活用し、2040年までのカーボンニュートラル実現を目指す。豆をひいてフィルターに収めた「ワンドリップコーヒー」1杯分が378円で、豆そのものは100gあたり1620円。

数量限定で、直営の販売店「UCCカフェメルカード」13店舗などで売り出す。コーヒー豆の焙煎には一般に天然ガスを使い、CO2排出が課題になっている。同社は22年から水素焙煎に関する研究開発を始め、25年4月には主力のUCC富士工場(静岡県富士市)に大型の水素焙煎機を導入して量産する計画を公表している。

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