東北電力は7日、女川原発2号機の再稼働に向けて、原子力規制庁に対し、作業が順調に進めば今月29日に原子炉を起動させる予定だとする工程を示しました。

これについて、武藤経済産業大臣は閣議の後の記者会見で「東北地方を含む東日本の電力供給構造の脆弱性などの観点から非常に重要だ。東北電力には安全最優先で作業を進めていただきたい」と述べました。

女川原発2号機は事故を起こした東京電力福島第一原発と同じ「沸騰水型」と呼ばれるタイプで、このタイプとしては東日本大震災のあと初めての再稼働になることについて武藤大臣は「大いに期待をしている」と述べました。

そのうえで「再稼働に向けた作業は地元のさまざまな理解を得る中で進んでいる。安全確保という点についてわれわれもしっかりフォローしていかなければいけない」と述べ、事故が起きた際の避難の在り方など、原発の安全対策が十分かどうか確認していく考えを示しました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。