食品製造小売りのサンクゼールは7日、米国事業を担う米子会社が現地企業からフルーツジャムやゼリーの加工食品販売事業を買収したと発表した。米マサチューセッツ州のボニーズエンタープライズと事業譲受契約を現地時間4日に結んだ。取得額は280万ドル(約4億円)。ボニーズの2023年12月期の売上高は259万ドルだった。
買収によってサンクゼール米子会社の工場でボニーズの「ボニーズジャム」を製造できるようになる。また、現在はサンクゼールが開拓できていないアマゾン・ドット・コム傘下の食品スーパーチェーン「ホールフーズ・マーケット」などボニーズの既存販路でサンクゼール米子会社製品の売り出しも狙う。
サンクゼール米子会社は23年6月にオーガニック材料を使ったケチャップやマスタードを販売する米ポートランディア・フーズの加工食品販売事業も取得した。ジャムやケチャップなど米国の日々の食卓に並ぶ食品ブランドを傘下に収め、米国事業を強化する考えだ。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。