サンプル出荷を始める車載カメラ向け半導体画像センサー

ソニーグループの半導体会社、ソニーセミコンダクタソリューションズは4日、車載カメラ向け半導体画像センサーの新製品を開発したと発表した。自動運転など運転支援のシステムとドライバーの視覚補助向けと、従来は別々に処理する画像データを1つのセンサーで対応できるようになる。カメラを制御するシステムが簡素になり、データ処理の負担を減らせる。センサーのサンプル出荷は月内にも始める。

自動車には様々なカメラが搭載されている。ドライブレコーダーや後方を確認するバックカメラのほか、先進運転支援システム(ADAS)や自動運転システムに対応する車ではフロント部分などに車外の状況を常時把握するカメラがつけられている。

カメラで得られた画像はそれぞれ異なる出力形式で画像を処理している。ソニーセミコンの新型半導体画像センサーはこうした異なる用途向けの画像を同時に処理できる。電子システムの簡素化やカメラの設置数の削減につながり、消費電力も削減できる。

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