ファーストリテイリング傘下のユニクロは3日、東レと共同開発した機能性素材「パフテック」を使ったアウターの発表会を東京都内で開いた。最新の繊維技術を使い、保温性が高くて軽く手洗いもできる。利便性と機能性をアピールする。
パフテックは髪の毛の5分の1の細さの極細繊維を使用した。らせん状の繊維1本1本に空洞があり、空気の層を多く含むことで保温性を高めた。軽いため持ち運びもしやすく、室内での気温差にも対応できる。羽毛よりも速く乾くため、家庭で手洗いして一晩で乾いて翌日に着ることができるという。
パフテックは2023年にテスト販売を開始。24年7月から本格的に販売を始め、現在は子ども向けも含めたコートやベストなど15品を販売している。今シーズンの秋冬衣料の戦略商品として海外も含めた販促を強化していく方針だ。
ファストリの勝田幸宏上席執行役員は「パフテックが幅広い生活シーンでシームレスに着用いただける新たな定番となることを願っている」と話した。
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