SIM1枚でローカル5G網と公衆モバイル網の接続を自動で切り替えられる(運用のイメージ)

NTTコミュニケーションズ(コム)は2日、特定の区域に設置する高速通信規格「ローカル5G」と通信キャリアが提供する公衆モバイル網への接続を自動で切り替えるSIMを開発したと発表した。自動運転バスの通信機器などに使い、バスがローカル5Gエリアの内外を行き来する際にSIMを差し替える手間などが省ける。

1枚のSIMカードにローカル5Gと公衆モバイル網に接続するための情報を搭載し、エリアに適したネットワークに自動で切り替わる。ローカル5Gに接続してよいエリアかどうかをSIMが判断する機能も備える。

NTTコムは自律的にネットワーク接続を切り替える技術に関して特許を出願中だ。今後は同社が提供するローカル5Gのオプションメニューや、ローカル5G事業者に向けて公衆モバイル網に切り替えられるSIMを販売するなど実用化を検討している。

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