ソニーGは楽曲版権の獲得に力を入れている

ソニーグループが英ロックバンド「ピンク・フロイド」の楽曲版権を約4億ドル(約580億円)で取得することで両者が合意したと英フィナンシャル・タイムズが報じた。楽曲版権を持っていると、楽曲が映画やテレビ番組などで使われるたびに使用料を得られる。バンド名やメンバーの肖像権も取得するという。

ピンク・フロイドのヒット曲「Wish You Were Here」や「Money」などは世界的な人気がある。FTによると、ソニーGはピンク・フロイドの楽曲の原盤権を取得するという。ソニーGは「ノーコメント」としている。

ソニーGは楽曲版権の獲得に力を入れており、管理する楽曲数は3月末時点で624万曲と過去10年間で7割増えた。音楽出版の世界シェアでは首位。楽曲が映画やテレビ番組で使われたり、他人がカバーしたりした際に使用料を徴収し、安定収益を得ている。

米誌「バラエティー」は6月下旬、ソニーG子会社が英ロックバンド、クイーンの楽曲の権利を10億ポンド(約2000億円)で買収する手続きを始めたと報じていた。クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」や「ウィ・ウィル・ロック・ユー」「伝説のチャンピオン」などの名曲は世界的な人気がある。この件についてもソニーGは「ノーコメント」としている。

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