三菱UFJフィナンシャル・グループでは、顧客企業の非公開情報を無断で共有したとして、傘下の銀行と証券会社がことし6月、金融庁から業務改善命令を受けました。
これについて東京証券取引所は、適切な業務運営を確保するための経営管理態勢に不備があったなどとして、1日付けで傘下の証券会社2社に対し、合わせて5000万円の過怠金の支払いを命じる処分を行いました。
内訳は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が4000万円、モルガン・スタンレーMUFG証券が1000万円となっています。
このほか、大阪取引所もこの2社に対して戒告の処分を行ったほか、2つの取引所では再発防止策などを盛り込んだ業務改善報告書の提出も求めています。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券は「関係者に多大なるご迷惑とご心配をおかけしていることを、改めてお詫び申し上げます」などとコメントしています。
また、モルガン・スタンレーMUFG証券は「今般の事態に至ったことは誠に遺憾であり、心よりおわび申し上げます」などとコメントしています。
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