農水産物の産地直送アプリ「ポケットマルシェ」を運営する雨風太陽は1日、婚活市場に参入した。婚活サービス大手のIBJに加盟し、地方の婚活を支援する結婚相談所「ちほ婚!」を立ち上げた。地方への移住を前提とした人の流れを生み出し、地方の人口減少の解消の一助とする。
「ちほ婚!」はオンラインで結婚相談を受け付け、IBJの婚活会員とのマッチング機会を提供する。開業記念イベントとして19日に、結婚を機に岩手県遠野市へ移住した女性らによる座談会を東京で開く。
少子・人口減の一因として婚姻率の低さが指摘されている。進学や就職で地方から都市部に転居して地方での出会いの場が減少し、未婚率が上昇している可能性もある。
雨風太陽は全国に1次産業の生産者8300人のネットワークを持つほか、地方自治体向けの支援サービスも展開している。一方、IBJは婚活会員9万人を擁する。両社がそれぞれのリソースを合わせることで、都市から地方へという新しい人流を生み出せると考えた。
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