日本航空とガルーダ・インドネシア航空は、国土交通省から共同事業の認可を受け、近く正式に契約を結び、来年4月をめどに事業を開始することになりました。

両社はコードシェアと呼ばれる路線の共同運航をすでに行っていますが、共同事業は、ダイヤの設定や収益の管理を1つの会社のように行うのが特徴で、さらに提携を強化する形です。

世界4位の人口を抱え経済成長が続くインドネシアを足がかりに、アジア路線の強化を進めるねらいで、両社は航空券の販売や旅行商品の企画などでも協力することにしています。

一方、両社は世界の航空会社がつくるアライアンスではそれぞれ別のグループに属していますが、日本航空がほかのアライアンスの会社と共同事業を行うのは初めてとなります。

日本の大手航空会社では、全日空もシンガポール航空との「共同事業」に向けて手続きを進めていて、国内市場の成長が難しくなるなか、アジアの需要を取り込み国際線事業の強化を図る動きが相次いでいます。

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