京セラは30日、京都市の本社で使う電力をすべて再生可能エネルギーで賄うと発表した。他社の建物で発電した太陽光エネルギーや、事業者から調達した再生エネを10月1日から本社にすべて供給する。これまでは主に関西電力から購入していた。年間で2000トンの二酸化炭素(CO2)の削減効果が見込まれるという。

京セラ本社や他社の賃貸住宅に設置した太陽光発電の余剰電力などを活用する。京セラは2022年12月に電力小売事業のライセンスを取得し、自社による電力の調達・供給に力を入れてきた。今後も全国の工場や事業所で再生エネの取り組みを広げ、50年度のカーボンニュートラルの実現を目指す。

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