食品卸のマルイチ産商は30日、発行済み株式総数(自己株式を除く)の10.42%にあたる231万株を名古屋証券取引所の自己株式立会外買付取引「N-NET3」で取得したと発表した。金額ベースで26億円となる。機動的な資本政策の遂行と株主への利益還元が目的という。
マルイチ産商の株式を議決権所有割合で20.89%保有していた三菱商事が一部株式を売却しマルイチ産商が売却分を買い取った。三菱商事の議決権所有割合は11.66%となり、マルイチ産商は三菱商事の持ち分法適用会社から外れる。
ただ、マルイチ産商の筆頭株主という立場は変わらず「株式保有比率に関わらず引き続き関係を維持し、業務上の連携等を行っていく」(マルイチ産商)とする。連結業績への影響は軽微という。
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