【ワシントン共同】米商務省が27日発表した8月の個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月比で2.2%上昇した。伸び率は前月から縮小し、2021年2月以来、3年半ぶりの低水準となった。金融市場が予想した2.3%程度の上昇を下回った。変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数は2.7%上昇だった。
米連邦準備制度理事会(FRB)はPCE物価指数を物価の目安として重視している。インフレの一段の減速は、FRBの追加利下げを後押しする材料となる可能性がある。
エネルギー価格は5.0%下落した。食品は1.1%上がった。
PCE物価指数の前月比上昇率(季節調整済み)は0.1%だった。
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