明治ホールディングス(HD)の食品子会社の明治は27日、食・ヘルスケア領域での新サービスを開発する新興企業Wellnize(ウェルナイズ、東京・渋谷)と資本提携したと発表した。ウェルナイズはデジタルトランスフォーメーション(DX)の知見があり、提携で明治のDX人材育成と商品のDXマーケティングなどを進める。
出資金額は非公開。明治は1月に経営・事業コンサルティングを手掛けるゲキジョウ(東京・中央)とDX推進コンサルティングを手掛けるCo-Lift(コリフト、東京・渋谷)と業務提携した。提携により食とヘルスケアの領域で明治が持つ資産とデジタル技術を融合した新たな価値を社会に提供するとしていた。
ゲキジョウとコリフトはこの取り組みを加速するために3月に新会社ウェルナイズを設立。明治も今回、資本参加を決めた。
明治は商品開発などに使う栄養の考え方「栄養ステートメント」を定めている。提携により、デジタル技術を用いて消費者の潜在的なニーズをくみ取り、栄養ステートメントの内容を拡充する。
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