ソニーグループとホンダの電気自動車(EV)会社ソニー・ホンダモビリティは27日、EV「AFEELA(アフィーラ)」の急速充電規格に米テスラの「NACS」方式を採用すると発表した。北米の充電網はテスラの規格が主流になる見通しで、顧客の利便性向上につなげる。日本向けの車でも採用する。
ソニー・ホンダは北米と日本でテスラの規格を採用することで同社と合意した。テスラを除き、日本向けのEVで同規格を採用するのは初めて。アフィーラは25年に米国で受注を開始し、26年春に北米、26年後半に日本でそれぞれ納車を始める予定だ。
テスラの急速充電器「スーパーチャージャー」は世界で6万基ある。北米ではトヨタ自動車や日産自動車、ホンダがテスラ規格の採用を決めている。
テスラの充電事業ディレクター、マックス・ド・ゼガー氏は「日本における北米のNACSの拡大は喜ばしい。ソニー・ホンダモビリティがこのムーブメントに参画する最初の自動車メーカーとなったことを歓迎する」とのコメントを公表した。
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