27日の東京外国為替市場は、海外市場の流れを引き継ぎ朝方は1ドル=145円前後で取り引きされていました。

午後に入って自民党総裁選挙の投票が行われ、高市氏が石破氏とともに決選投票に進むと円売りの動きが急速に広がり、1ドル=146円台半ばまで円安ドル高が一気に進む場面もありました。

市場関係者からは、総裁選の期間中、高市氏が日銀の利上げに対して慎重な発言をしていたことを受けて、金利は当面上昇しないと見込んだ円売りの動きが膨らんだのではないかという指摘が出ています。

その後、石破氏が新しい総裁に選ばれると、それまでとは反対に円を買い戻す動きが膨らみ、円相場は1ドル=146円台から1ドル=143円台へとおよそ3円、円高が進みました。

円相場は短い時間で荒い値動きとなっています。

一方、東京株式市場では午後3時に取り引きが終わりましたが、日経平均の先物取引では大幅に値下がりしています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。