ロームは長城汽車グループの無錫芯動半導体科技と戦略的パートナーシップ契約を結んだ(調印式の様子)

ロームは27日、中国の自動車大手、長城汽車グループの無錫芯動半導体科技(江蘇省)と、炭化ケイ素(SiC)を基板に使ったパワー半導体部品の供給や開発で戦略的パートナーシップ契約を結んだと発表した。省エネルギー性能が高いローム製のSiC半導体を電気自動車(EV)向けに供給し、航続距離の延長につなげる。

芯動半導体は2022年設立。ローム同様にSiCパワー半導体部品の開発を手がけている。SiCはこれまで半導体基板の主流だったシリコンに比べて、電力の消費効率を高める素材とされる。今回の協業を通じて部品の品質を高め、中国のEV向けの用途を開拓する。

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