応募された360作品から11作品を選び授賞した(22日、浜松市のスズキ歴史館)

スズキはスタートアップのしくみデザイン(福岡市)と共同で、軽トラックを主役としたゲームのコンテストを実施し受賞作品の公開を始めた。しくみデザインが手掛けるプログラミングアプリ「スプリンギン」による作品で、計360作の応募の中から11作が受賞した。軽トラや会社のファンを育てるとともに、創作意欲を高める狙い。

コンテストでは応募のあったゲームの内容に応じて「はたらく軽トラ賞」「社会貢献賞」「革新アイデア賞」「ファンタジー賞」「クリエイティブ賞」をそれぞれ2〜3作品、計11作品を選んだ。授賞式は22日に浜松市のスズキ歴史館で開き、遠方の北海道在住者を除く10作の作者や家族らが出席した。年齢は小学生から社会人まで幅広い。

受賞した作者らが互いの作品で遊び交流した(22日、浜松市のスズキ歴史館)

アプリの直感的な操作により制作されたゲームは、アクションやリズム感を試したり、軽トラを擬人化したりと内容は様々。受賞作品はスプリンギンのサイト(https://www.springin.org/awards/suzuki/)で公開され、パソコンでも遊べる。

授賞式でプレゼンターを務めたスズキの石井直己副社長は、社内で経営層が率先してデジタルスキルを習得している経緯を明かしながら企画を通じ「やらまいか(とにかくやってみようという意味の静岡県西部の方言)精神や現場・現物・現実を重視する3現主義の大切さを確認できた」と話した。

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