これは、トヨタ自動車の豊田章男会長が26日に自社メディアで明らかにしました。
トヨタは、2015年3月にIOCと、1つの業種につき世界で1社に限られる最高クラスのスポンサー契約を結びました。
この契約によってトヨタは自社製品や広告にオリンピックのシンボルマークを使用してきたほか、選手の移動などに使う車両を提供していました。
契約期間はことし12月末までの10年間でしたが、トヨタは契約を更新しないということです。
また、IPC=国際パラリンピック委員会とのスポンサー契約についても年内で終了するということです。
アスリートへの支援は続ける方針で、今後はトヨタの財団法人「トヨタモビリティ基金」を通じて、パラスポーツの用具開発などを行っていきたいとしています。
豊田会長は自社メディアで「政治色も強くなったし、こういう形でいいのかとずっと疑問に思っていたのが契約どおりにやめる理由だ。用具開発などの活動を継続していくことが、結果的にピープル、アスリートファーストの支援になると思う」と述べました。
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