ニップンは26日、冷凍食品製造の畑中食品(鹿児島県出水市)を連結子会社化すると発表した。60億円を投じて第三者割当増資を引き受け、2025年4月1日付で議決権ベースで6割の株式を取得する。ニップンが成長領域と位置づける冷凍食品事業で、畑中食品の生産能力や加工技術の取り込みを狙う。
畑中食品は冷凍食品の製造にノウハウを持ち、ニップンの冷凍パスタ「オーマイプレミアム」などの家庭用冷凍食品の製造を引き受けていた。ニップンは5月に27年3月期までの中期経営計画を上方修正した。連結売上高を24年3月期比12%増の4500億円、営業利益を同3%増の210億円に引き上げることを掲げている。
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